わが家はマンション。
小さな玄関の収納力をあげるために、吊り下げて収納できる壁を設置しました!
ディアウォールってご存知ですか?
ホームセンターで販売されている木材(SPF材)の両端に取り付けることで、柱にできるDIYグッズなんです。
しかも、壁に穴をあけなくていいんですよ。
床から天井までの高さを測り、長さの合ったSPF材を購入します。
そのSPF材の両端にディアウォールを設置したあと、柱を立てたい場所に上から下の順で押し込むだけ。
このディアウォールを使い、柱を2本作るだけで、収納力が格段にアップしますよ!
穴を開けたくない場所だけではなく、今後も模様替えをしたいと考えている場所にも簡単に収納棚を作ることができるんです。
ですので、ものすごく手軽に収納力をアップできる優れもの。
今回、そのディアウォールを使って、玄関にちょっとした収納壁を設置したので、手順や方法、目的などを紹介していきますね!
狭いスペースを有効活用する方法とは
玄関の収納力って、思っている以上に重要。
なぜなら、玄関にあったほうが良いものって、意外とたくさんあるからです。
わが家の玄関の収納力は、正直言って足りません(苦笑)
すぐにごちゃごちゃしてきます。
もうね、玄関のドアに磁石をひっつけて、いろいろなものをぶら下げていたんですよ……(笑)
ドアを開けるたびに、邪魔だなぁと感じていました。
この日はヘルメットだけですが、幼稚園にもっていくもの、学校に提出する手紙なども、ペタペタと貼っていました。
わたしはうっかり忘れが多いめ……。
だから、でかけるときに必要なものは、玄関に置いておくほうが忘れ物を防止できるんですよね。
そこで、ちょっとした収納を増やせたらいいなと考えて、冒頭のディアウォールを使った収納を作ろうという思い立ちました。
狭いスペースの収納力をアップさせる方法は、天井までいっぱいに収納できる方法を用いること。
ただし、収納に奥行きが出てしまうと、余計に狭くなってしまうので、奥行きはあまりない収納がベスト。
できるだけ浅く、そして高さのある収納を設置することで、狭いスペースながらも収納力を高くできますよ!
わが家は、穴あきボードを使って、吊るせるタイプの収納壁を作成することにしました。
穴あきボードは吊り下げ式収納に向いています
穴あきボード(有孔ボード)とは、こんな商品です。
板に穴があいているため、S字フックなどを引っ掛けられます。
穴あきボードといっても、よく目にするのは石こうボードのほうかもしれません。
わたしが購入したのは、ベニヤ板に穴があけてあるタイプ。
しかも、色もついているため、そのまま使えます。
裏側は、このような木目になっています。
今回、表の色が赤と黄色という、派手な色になったのは、子どもたちのリクエストから・・・。
この先、子どもたちが大きくなり、色が合わなくなってきたら、裏返して使う予定です(笑)
ベニヤの穴あきボードは、木材コーナーではなく、DIYコーナーにあることが多いと思いますよ!
穴の大きさをチェックして、ネジを購入
ディアウォールを使って設置していたSPF材に、穴あきボードを固定します。
固定用に、木ネジを買ってきました。
ちょっとヴィンテージ風。
このときに、木ネジをベニヤに直接打ち込んでしまうと、割れてしまうこともあるため、穴あきボードの穴を利用して留めます。
木ネジの頭は、穴より大きめを選びましょう。
SPF材は硬いので、電動ドライバーがあると、ラクに木ネジを打ち込めますよ!
ボッシュの小さめドライバーを1台もっていると便利。
これで、設置完了です!
わたしは玄関のドアに貼り付けていたものを、ドアではないところにもってきたくて、このような吊り下げ方式を採用しました。
ちなみに、持ち家なんだから壁に直接穴をあけてもいいんじゃないか?と思われたかもしれませんが、この壁を調べてみたところ、石こうボードでした。
石こうボードは、穴が広がりやすく、強度も弱いため、穴をあけるのには不向きです。
ここの壁に棚を設置するのも無理でしょう。
そこで、ディアウォールを使うことになった、ということなんです。
ディアウォールを使うと、棚も簡単に設置できます。
このように、L字の固定具と1枚の板で棚で、収納棚が完成します。
こちらは、わが家のテレビまわりの収納で使っている稼働棚。
可動式の棚を設置できる専用のアイテムを使うと、このように棚を増やせますよ!
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わが家では、今後、こどもたちの靴が増えてきたら、ここの穴あきボードを外し、棚を設置する予定です。
玄関に設置した穴あきボード活用術
ここからは、玄関に設置した穴あきボードの活用方法をまとめています。
まずやりたかったことは、先ほども書いたように、玄関のドアにぶらさげていたものをすべて他に移動させること。
それ以外には、次のようなことを考えていました
・伝言ボード
・提出忘れ防止用アイテム
・傘をぶら下げたい
収納には、具体的なイメージが大切です。
ぼんやりとしたのではなく、こうしたい!という具体的なアイデアですね。
全体を見渡す。必要なものを書き出す。最後に買い物にいく
アイデアを形にするためには、まず俯瞰(ふかん)することが必要になってきます。
玄関にあると便利なものは?
いまの問題点は?
改善できるアイテムはある?
そこで出た、玄関でこうしたい!というアイデアや、実際に置きたいものを把握したら、ここではじめて、収納用品などを買いにいくわけですね。
収納用品って、とても便利そうに見えます。
たぶん、ダイソーに行って、これいい!と思って買って帰ってきたはいいけど、やっぱり違った・・・なんて経験もあるのではないでしょうか。
(わたしはこの失敗が多いです・・・。笑)
便利そうな収納があったとしても、それが「わが家」や「じぶん」に合うかどうかは別。
なので、よさそうなものを見つけても、まずはぐっとこらえて、自宅に戻って再度検討してみてくださいね。
穴あきボードを使えるようにDIY
まずは、それに必要なアイテムを300円均一とセリアで購入。
これは、ミニ黒板と、ヘルメットを吊り下げるためのフックです。
セリアで購入した、手紙を入れるレーターラックと、黒板用に使おうと購入した小さな棚です。
ミニ黒板は、ボードの真ん中あたりに設置。
なにか家族間で伝言がある場合はここに書いて連絡しあう予定です。
セリアで購入した黒板用の小さな棚は、チョーク置き場に。
ジャストサイズでよかったー!
レターラックはこのようにして設置しました。
これで、幼稚園や学校への提出物、また郵便物を忘れずポストに入れることができますね。
どれも押しピンで留めています。
穴あきボード自体が5mm厚のベニヤ板なので、押しピンで留められるのが意外と使いやすくてよかったです。
吊り下げ式でワンアクション収納
穴あきボード同士の真ん中に隙間を設けたのは、傘をぶらさげるため。
このように引っ掛けます。
以前は傘立てを使っていましたが、今回の穴あきボード設置に伴い、撤去しました。
ヘルメットも同様に引っ掛けておきます。
これまでドアをあけるたびに、ヘルメットとドアがぶつかってガコンガコンうるさかったのですが、これで改良できました(笑)
わたしが吊り下げ式にしたのは、じぶんが使いやすいからなんです。
人によっては、吊り下げはめんどうだと感じたり、ポンッと置くほうがいいなぁと感じたりがあると思います。
収納に正解なんてありません。
しいていうなら、じぶんや家族が使いやすい収納なのがいちばんですね!
夫の上着をちょこっと掛けられます
雨の日、夫が結構濡れて帰ってきます。
そのときに、ぬれた上着を掛ける場所がありませんでした。
そのときのために、ハンガーを1つだけ置きました。
ある程度乾くまでここに掛けておけますね。
仕事から帰ったらすぐに掛けられるように、玄関に洋服の一時置き場のような場所を作っておくと、便利で片付けやすくなるかもしれませんね。
さて、これでわが家の穴あきボードを使った玄関収納は完成です!
玄関のドアも、ものがなくなったのですっきりしました!
吊り下げ式収納は生活感がでやすいけれど……
吊り下げ式収納は、見える収納になるため、生活感が出てしまいやすいというデメリットもあります。
今回、こどもたちのリクエストで、かなり派手な色合いの板を買いましたが、逆にこれがよかったように感じています。
つまり、色で目を引いているため、生活感がある程度隠されてしまう、ということなんです。
生活感がでやすいものをあえて見える収納で管理する場合は、使うもののデザインに気を使うといいかもしれませんね。
・使う周辺グッズを同じシリーズで統一する
・色味を抑えるために、1色で統一させる
・アクセントに広めの面積に濃い色を使う
以上の3つを考えながら配置すると、生活感を抑えることができます。
とくに、デザインがシンプルな無印良品やIKEA、ニトリあたりの収納グッズで揃えるのはおすすめですね。
収納グッズを使わない場合は、わが家のように色でごまかす、というのもアリだなぁと思いますよ!
「暮らしやすい」を求めて収納を改善しよう
ほんの少しの工夫ですが、玄関での動線が改善したので、穴あきボードを設置してよかったなと思っています。
本当のところをいうと、もっともっと靴を減らして、下駄箱におさまるくらいにすればいいのでは?とも考えたんですよ。
でも、わが家は、1人2〜3足と、そもそも靴が少ないため、これ以上減らすと逆に不便になってしまいます。
となると、収納を増やしたほうがいい、ということになりますよね。
ものを減らすだけでは片付かないこともあります。
だけど、収納家具やグッズをたくさん置くスペースがないのも、現実的な問題として抱えていたりもしますよね。
狭いスペースを最大限有効活用する場合、そして、そこに収納を作りたい場合は、
・床から天井いっぱいの高さを活用すること
・奥行きは浅くすること
この2つを気をつけて収納を作り付けることで、使いやすい収納づくりができます。
玄関だけでなく、洗面所、クローゼットなど、穴あきボードを使った吊り下げ収納が活躍するスペースはいくつかあります。
ちょっと吊り下げたいな、ちょっと収納を作りたいなと思ったら、参考にしてみてくださいね。
ここで紹介した材料は、すべてホームセンターで揃う上に、安いものばかりなので、気軽にトライできると思いますよ♪