実家を片づけたい。だけど、それをできなくさせる思い出という存在。

津和野

あけまして、おめでとうございます。
本年も、よろしくお願いいたします。
 
津和野
津和野へ行ってきました。
わたしの思い出の地です。
 
実家には、思い出がたくさん詰まっていますよね。
夫の両親はもう80代で、すでに大掛かりな片付けができない状態です。
 
だから、片づけができればなぁと、夫は思っていました。
 

目次

夫の水槽と義母の思い。

夫の実家に、大きな水槽がありました。
熱帯魚や金魚を飼っていたようです。
 
貧乏で苦労していた義母が、なんとか費用を捻出して買った水槽だったのかもしれません。
 
夫が、もう使ってないんだから、捨ててもいい?と聞いたら、
 
せっかくわたしが買ってあげたのに、捨てるなんて・・・
 
と、とてもさみしい顔をしていました。
まだ使えるのにもったいないとか、がんばって買ってあげたという「お金での価値」もあるかもしれませんが、それ以上に、
 
親として、息子である夫に精一杯やってきたという思い出の象徴が、水槽なのかもしれません。
 
熱帯魚を飼育して、エサをあげたり、水をかえたり、子どもとのかけがえのない時間を共有してきた思い出の品。
 
それを突然息子から「捨てる」と言われると、手放せない!っていう反応になってしまうんですよね。
 
実際は、使っていなくて、もう何十年も倉庫や収納庫で眠っているものだとしても、捨てるなんてできない。
思い出が詰まっているのだから。
 
現実的に考えて、モノを捨てても、思い出まで捨ててなくなってしまうわけではありません。
 
夫はいつも、ホームセンターで売られているペットショップの金魚や熱帯魚をみては、昔飼っていたときの話をわたしにしてくれます。
当時のことを思い出しながら、目を細くして話してくれます。
 
夫のなかに、ずっと、熱帯魚を飼っていた記憶は残っているんです。
 
だから、水槽は捨てても大丈夫なんです^^

モノと思い出とヒトの関係性。

思い出とモノが絡み合ってしまうと、手放すことに苦労します。
はい、苦労してきました(笑)

いまは、思い出が絡み合う前に、手放すようにしています。
 
いつかモノとはお別れしなければいけません。
ならば、お役目を終えた時点で、その都度持つか手放すか考える。
後回しにしたらしただけ、いずれじぶんが困ります。
 
とはいえ、わたしが整理収納アドバイザーの講座を受けてとても感銘を受けたのは、
 
すぐに捨ててしまわないで、お役目を与えてあげることも考えてみる。
 
という話でした。
残せる方法を考える、ということですね。
 
講師の方は、タッパーをたくさん持っていたそうです。
片付けはじめたときに、使っていないお重を見つけたのですが、それが結構高価なものだったらしく、使っていなくても捨てるにはもったいないと思ったとか。
 
そこで、タッパーを思い切って全部捨ててしまったそうです。
その代わり、お重を普段から使うようにしたそう。
 
タッパーの使い道は、友人との持ち寄りランチのときだったそうで、タッパーからお重にかえて、持ち寄りランチも高級感がでたと好評だったそうです。
 
モノを減らしながらも、どうしても捨てられないものは、普段から使えるように工夫してみる。
 
整理収納は、捨てること=片付けることではないんですね。
 
水槽の他のお役目を考えるのは難しいですが、ただ捨てるだけでなく、なにかに代用できるものはないか探してみると、新しいモノの使い方を発見できるのかもしれません。
 
2016年、始まったばかりです。
部屋をどう片付けていきたいか、使い道は本当にないのかどうか、考えてみるのに良いタイミングですね!

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この記事を書いた人

整理収納アドバイザー1級をもつ40代ブロガー
片付け方法やラクに過ごせる暮らし方について発信中。
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