じぶんを好きになれば、じぶんがなにを好きなのかもハッキリしてきます。
じぶんを好きになる。
好きになれないと感じているひとにとっては、とても難しい。
好きになってもいいのかな?
じぶんを好きになったらナルシストになるんじゃないかな?
わたしって、好きになれるほど魅力なんてないよ・・・
ちょっと前までわたしはそう思っていました。
ほんとうに数日前までは。
でも、嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えを再度読み直し、考えがガラリと変わりました。
じぶんを好きになるということ
じぶんを好きになるということは、じぶんを大切にし、じぶんの周りも大切にすること。
じぶん自身を溺愛することではなく(笑)
ちょっと勘違いする部分なのですが。
じぶんを大切にするということは、じぶんのモノを大切にできるということにもつながってきます。
すなわち、じぶんが暮らす部屋も、じぶんが暮らしやすいように快適にしていこうと、前向きに思えるんです。
だれからなにを言われようと、じぶんが大事にしたいのだからそれでいい。
そう心の底から思えるようになります。
負の感情で片付けるのはやめよう
じぶんをちゃんと好きになることができれば、モノが多くてイヤになる!といった負の感情で片付けることはすっかりなくなってきます。
わたしが(家族が)快適に暮らすにはどう収納したらいいだろうか。
モノの機能を最大限発揮するには、どう使えばいいだろうか。
そういう前向きな考え方に変わってきます。
片付けているとき、イライラしながら片付けるのと、前向きに片付けるのとでは、当然後者のほうが気持ちよく片付けられますよね。
たとえばダイエット。
じぶんを好きにできない、大切に考えられないひとは成功しません。
それは太っているじぶんがきらいだからです。
嫌いだからこの場からなくしてしまいたい。
ダイエットをすれば健康にもよくなるし、見た目も変わります。
わかってはいるのだけど、できない。
もし、ダイエットをしてきれいになると決めてしまうと、いまの生活は手放さなけれないけませんよね。
運動をしたり、食事制限をしたり。
大変です。
そのためにライフスタイルを変えるなんて、そこまでする価値、わたしにはないって無意識に選んでしまうんです。
でも、じぶんのことが好きなら、じぶんの願いを叶えてあげようと思うので、ダイエットも成功するのだと思います。
じぶんの希望をじぶんで叶える。
なんの見返りもなく。
ただ、じぶんが痩せたいからという願望を大切にできるわけです。
片付けもこれと同じ。
じぶんが快適に暮らすためだけに、徹底的に追求していく。
不要なものはいらないとしっかり判断し、必要なもの、じぶんにとって大事なものだけを選んでいける。
ダイエットで痩せないひとも、片付けができないひとも、根っこをたどっていけば、じぶん自身を大切にできていないということなんだな、ってあらためて思いました。
じぶんを好きになる。
大切に扱う。
とても大事なことだなと感じました。
いま、このキーワードが、わたしのなかでいちばん大切なものになっています。