掃除は好きなんですが、片づけと収納が大の苦手でした……。
部屋がつねに散らかっている
いつもものであふれている
片付けても片付けても、片付かない
どうしてそうなのか分かりませんが、わたしは、独身の頃から片付けられない女でした。
母から、あんたの部屋はゴミ溜めだね!って、よく言われていたくらい。
それでもまったく困ることはなかったんですけどね(苦笑)
意識が変わってきたのは、結婚後、子どもが生まれてからです。
現実的な問題として、事故の心配がありますから、ものを散らかし続けておくわけにはいきません。
やばい!片付けよう!
そう決意してから、片付けるように心がけていたのですが……。
でも、全然片付かない!!
片付けているつもりなのに! どうしてなの??
……という壁にぶち当たってしまったのです。
片付けているつもりだけど、片付かない。
その理由とは?
片付かない理由は「ものが管理できなくなっているだけ」
理由といっても、本当はとてもシンプル。
持っているものが適切に管理できていないからなんです。
シンプルすぎて、きっと「そんなことわかってるよ!」と、思われてしまったかもしれませんね。
ですが、それにも以下の原因が絡んでいます。
そもそも収納が足りていない
単純にものが多い
家具の配置が悪くて片付けづらい
実は、ものの多さだけが原因ではなく、「管理のしやすさ」の問題もあるのです。
とはいえ、収納をそうそう簡単に増設できるわけでもありませんし、家具もその場所にしか置けないということもありますよね。
できることを考えていくと、部屋の収納にあわせて物量を調節して適切に管理していくことが、片付いた部屋の近道になるのです。
それが、「自分が管理できる適切な物量の目安」としても良いと思います。
管理できないデメリットと、物を減らすメリット
たとえば、自分自身が管理できる物量をはるかに超えているというのはどういう状態なのか。
収納に入りきらず、はみ出たものはどこに置かれるかというと、床やキッチンカウンター、椅子の上、テーブルの上など。
こんな風になっていませんか?(これはわが家です……。)
この画像からも、ゴチャゴチャしている感じが伝わってきますね。
これを片付けるとなると、ちょっと億劫、ですよね……。
ものが多いと収納に入らないだけではなく、片付けること自体にめんどくささを感じてしまうものです。
めんどくさいなぁ
収納パンパンだからどこにもしまえない
どこに置いても散らかるばっかりで、片付ける気にもならない
だから、余計片付かない。
たとえば、よし、片付けよう! と思ったときに、ワンアクションで片付けられたら、片付けに対して億劫になることも減らせます。
どうして億劫になってしまうのかというと、家事動線が悪化していることのあらわれでもあるのです。
家事動線が悪いと、片付けるために行動を起こさないといけない。
ということは、片付けだけでムダにエネルギーを奪われてしまっていることになるんです。
人は、考えることにエネルギーを費やします。
本当は、考えたくない生き物なんだそう(苦笑)
やるべきことを先延ばしにしていると、それだけでなんとなく憂ウツになったりするのもそのせいかもしれませんね。
すっきりと片付けたいなら、ものを管理できる物量まで減らし、家事動線を「考えなくてもよくなる」くらいまで簡単にすること。
では、まず何からするかというと、
使ってないものを家から出してしまうこと。
結局はここに行き着くことになるのですね。
片付いた部屋を手に入れたいなら、捨てるなんてもったいない! なんて言っている場合ではありません。
わたしは、「ものを収納におさめない限り、ごちゃついた部屋は改善しないぞ!」と言い聞かせながら、捨てるだけではなく、売ったり、譲ったりしながら、ものを減らしていきました。
買わなければモノは増えない!
先ほども申したように、人は考えるだけで疲れてしまう生き物です。
なんといっても、心配ごとがあると、いつもなんだか疲れているような感覚を持ちますよね。
片付いていない部屋に暮らすということは、頭の中で、いつも「片付け」について悩んでいる状態ということです。
まずは、それを取り除くために、片付けに悩まなくて済むくらい、ものを減らしていきましょう。
それが簡単ではないと思ってしまいますが、やってみれば難しいことではありませんでした。
まずは手をつけてみること。
これが大切です。
小さなスペースから片付けていこう!
ものとひと言でいっても、大きなものだけではありません。
たとえば、ポシェットやかばん、化粧ポーチのなかも、ごちゃついていませんか?
メイクグッズもこの程度。
外で働いているわけではないので、多くはいらないんです。
最低限でも暮らしていけます。
化粧品1つとっても、ムダはあると思います。
試供品、使いかけのマニキュア、いつのかわからない爪磨きセット、少しだけ残った化粧水、何年か前に流行った化粧下地……。
無理に捨てることはありません。
まずは、
使い切ってから買う。
そう決めるだけで、モノは劇的に減ってきますよ。
捨てるのがもったいない! と思うなら、まずは使い切るものから決めていくのがおすすめ。
どれから使い切りましょうか♪
わたしも、捨てるにはもったいないなぁと思ったものは、まず、使い切るようにしています。
使い切り続ければ、いつかモノは自然と減っていきますよ。
ただ、時間は必要ですけどね。
高度な収納テクニックを求めない!
ものを片付けるときに、収納テクニックに走っていませんか?
実は、これはありがちな片付かない例です。
ものの量をじぶんで決めることができていないうちから、きれいに収納する方法を勉強しなくてもいいんです。
見せる収納テクニックや隙間なく詰め込む収納が良い収納、というわけではありません。
収納でいちばん大事なのは、
使うものだけが入っているか
使うひとが使いやすい配置になっているか
ものの位置が決まっているか
この3点です。
収納は、「使わないものを入れるのではなく、使うものを適切な位置に配置すること」だと意識するだけで、収納自体の使い勝手もよくなる思いますよ!
きれいに収納するテクニックよりも、ものを厳選するスキルを伸ばしていきましょう。
こちらに、より詳しい内容を掲載しています。
片付けの極意とは
片付けられない・・・なんて悩む必要は全然ありません。
いらないものをどんどん減らす
必要なものだけを持つ
ものの定位置を決めて、使ったら戻す
戻しやすい収納を構築する
片付けるために捨てろ! なんて聞き飽きているかもしれませんが、ものを持ったまま片付ける、きれいに収納するというのはとても難しく、かつエネルギーと時間を消費します。
覚悟を決めて、ものを減らしていきましょう。
わたしは、実際にものを減らし、この3つの習慣を身につけるだけで、部屋はあっという間に片付くようになりました。
収納改善に工夫をこらすよりも先に、まずは「持つもの」を選んでいきましょう。
使っていないもの、もう使いそうにないものを1つ捨てるだけでも、部屋は少しずつ確実に片付いていきますよ!