わたしは、住宅にお金を掛けない生き方を選びました。
昔から賃貸思考が強く、持ち家なんて考えられないと思っていました。
それは、親が住宅ローンの返済に苦労していたから。
といってもわたしの親の場合は、美容院併設の自宅だっため、普通のサラリーマン家庭とは事情が違うのですが。
不動産の資産価値うんぬんはどうでもいいんですよ。
新築物件は、未入居でも1日経過すれば中古物件。
これは常識の範囲の話ですし、わたし自身、じぶんが住む住宅にそれほど資産価値を求めていません。
きっと、大半のひとはそうだろうと思うんです。
家族で快適な暮らしが送りたい。
ただ、それだけ。
でも、それだけのために、3,000万円、4,000万円の新築を、わたしは選ばなかった。
選んだのは、1,150万円、72平米、3LDKの中古マンションでした。
コンパクトな住宅を選ぶメリット
最大のメリットは、お金が貯まること。
お金を貯められたら、自由に使えるお金が増えますよね。
こどもといっしょに、いろんなところに遊びに行けます。
習い事も、1つくらい増やしても大丈夫かもしれない。
でも、いちばん大きいのは、毎日ギスギスしながら生活する必要がなくなること。
お金をそんなに貯めてどうするんだ!墓まで持っていくことなんてできないんだぞ!と、祖母から言われたことがありました。
その答えは明確です。
お金に困らない生活を送るためです。
毎日毎日家計簿や銀行の通帳とにらめっこして、「お金がない・・・」と、ため息をつきながら生きていくのはもう、うんざりなんです。
借金とモノがない自由とは
モノが少なければ、部屋も小さくていい。
わたしの場合は、先に「貯金ができる範囲で買える住宅」というのがあったため、結果的にコンパクトサイズのマンションになりました。
その前に住んでいた賃貸マンションは、80平米+屋外倉庫付きのバルコニーという、実質100平米近いマンションでした。
住み替えたときには、モノが入りきらなくて、おかげで、これまでずーっと片付け続けてきたわけですが・・・(笑)
それでも、少し小さなマンションにしたおかげで、住居費はかなり安くできました。
仮に、また同じ100平米近いマンションを買おうと思ったら、似たような築年数の中古物件でも、2,500万円以上はするでしょう。
がんばってモノを減らしたおかげで、1000万円以上安くて小さなマンションでも、いまは快適に暮らすことができています。
使わないモノを保管するために、広い空間は必要ない。
それならいっそ手放してしまえば、いろんなことから解放される。
「3人子持ち 働く母の モノを減らして 家事や家計をラクにする方法」には、小さな暮らしを営むことで、どれだけ家計もラクになるのか、実際に著者自身が取り入れている方法から学ぶことができます。
わたしも、家計と部屋の状態はリンクしていることに、最近気づけました。
部屋がすっきりすれば、それだけお金を使わなくて済むようになります。
たくさん節約できます。
わたし自身、以前は物置部屋だった場所が、片付け続けた結果、部屋として使えるようになりました。
物置部屋だった頃は、モノのためだけに住宅ローンの一部を支払っていたようなもの。
いまは、すべてが使える部屋になりました。
モノのためにお金を使うより、じぶんたちの豊かな暮らしのためにお金を使っていきたい。
これからも、持ちすぎないことを意識して、モノを管理していきます。