夫と子ども2人の洋服を管理している押入れの収納改善をしました。
かなり使いやすくなったと言ってもらえたので、大満足です!
ビフォー写真です。
少しわかりづらいと思うので、図解を入れると、こうなります。
夫の洋服をたて長に配置していました。
子どもたちのものは押入れ上段へ。
収納を改善する場合、まずはその場所が抱える問題点を出していくと、改善しやすくなりますよ。
収納を改善するために問題点を洗い出す
この押入れの問題点は、以下のようなものが挙げられます。
- 押入れ下段に置いた夫の洋服が取り出しづらそう
- 押入れ上段にある子どもたちの洋服が、じぶんでは取り出せない
- そもそも物置にしているところが雑然としている
- 子どもたちのアウターが押入れに収納できていない
わたしが洋服の管理で最優先にしているのは、1箇所ですべてを管理することです。
ですので、アウターといえど、押入れに収納できていないのが、残念なポイントでした。
できれば、なるべくいま使っているもので改善していけたらいいですよね。
そこで、サイズを測って、パズルのように組み合わせてみることにしました。
収納改善はこうして実行!
押入れの下段。
物置の部分が雑多なのはもちろんのこと、夫もこのような収納では、取り出しづらいはず。
なによりも、奥まっている引き出し収納の手前に置いてあるカゴも、正直なところ邪魔なはずです。
引き出し収納に入れてある洋服を取り出すたびに、カゴをよける必要がありますから……。
まずは、押入れ下段をどう活用するかーーということで、下段のものをすべて出しました。
押入れの下段は、ベニヤ板がむき出しのことも多くあるのではないでしょうか。
わが家は、クッションフロアを引いて、ささくれたりするのを防いでいます。
さて、できれば下段には子どもたちの洋服を置いてあげたい。
じぶんで支度する際に、手の届く場所が使いやすくなっていいですよね。
ということで、現在使っているアルゴートのサイズを測ったら、どうにかすれば入ることが判明。
でも、組み立てたままでは、どうやっても入らなかったので、一度バラしてみました。
実際にフレームだけ入れてみましたが、ちょうどよさそうです!!
これなら、買い替え不要でやっていけますね。
押入れの中で組み立てれば、入れることができましたよ!
引き出しはきちんと引き出しつつも、押入れの棚がストッパーになり、勢いあまってでてくることがありません。
バッチリですね。
これで、子どもたちもじぶんで洋服を取り出しせるようになりました。
物置にしているところも、少しものを整理してすっきり。
ここには、季節家電やパソコン関係のケーブル、食料以外の災害用品などをしまっています。
夫の洋服は上段ですべて管理するためにとった改善策
夫の洋服や私物を上段に移したのはいいのですが、すっきりおさまっているとは言い難い……。
線で囲っている部分、これをこのように置いておくわけにはいきません。
収納の問題点は放置しないこと
とりあえず、これで様子をみるか・・・
お金をかけたくないから、重ねておけばいっか・・・
収納がなかなか改善しない理由は、妥協してしまうからーーということがありました。
どうしても散らかってしまう。
ものがきちんと管理できない。
もちろん、ものが多すぎて、収納に入りきらないくらいの場合、いつも散らかってしまうこともあると思います。
しかし、今回のように、収納にスペースはあるにもかかわらず、「とりあえず」で済ましてしまうことが、なかなか片付かない要因になっていることも、よくあることです。
あまりお金を掛けたくない、ものを買いたくないという気持ちはおおいにわかります。
ここは、少しの出費を惜しんで使いづらさを放置して散らかしておくよりも、お金を掛けることで暮らしやすさが向上できる! と考えてみるといいかもしれませんね。
シリーズで揃えると収納は使いやすくなる
以前にも書いていますが、収納グッズはシリーズやメーカーで揃えておくと、見た目もすっきりするだけでなく、使いかたの幅も広がりますよ!
夫の洋服は、引き出し収納を使っていますが、無印良品で揃えています。
同じものを買い足せば、すぐに収納力アップです。
ちなみに、無印にした理由は、押入れだけではなく、わが家のクローゼットともサイズの相性が良いからです。
将来的に押入れで使わなくなっても、クローゼットで使うことができます。
その引き出し収納を2点ほど購入して、すべてを収納完了です!
アフターがこちら。
このように、押入れ上段の収納力を、引き出し収納を使って収納力をアップさせたことにより、スペースにムダがなくなりました。
その結果、子どもたちのアウターも掛けるスペースを設けることもできましたよ。
これで、押入れ1つで、夫と姉妹の洋服をすべて管理できるようになりました。
生きたお金の使い方をしよう
わたしが使う場所ではないので、使っている夫に、この収納は成功か? と聞いてみたところ、ばっちり使いやすくなって大成功だ!と言ってもらえました。
このときに、お金を使ってでも収納を改善してよかったなぁと感じたんです^^
これこそが、生きたお金の使い方だなって。
収納グッズにお金を使うよりも、ものを減らして買わないようにしたほうがいい。
もちろん、こういった面も、ものが多すぎる家庭では言えることです。
しかし、すでにものを減らしてきているのならば、収納グッズにお金をかけて、使いやすさを追求したほうが、暮らしの利便性が高まるのです。
お金の使い道としても、生きた使い方だと思いますよ。
収納を改善すればものも整理しやすくなる
収納術、と聞くと、なんだかパズルを組み立てるように、バッチリハマることを優先していたりするかもしれませんね。
たとえば、押入れのこの部分には、これがぴったりはまるから! という理由だけで、押入れにキッチン用品をしまっていたり。
あるいは、クローゼットの奥深くに、掃除道具をしまいこんでいたり。
収納はパズルのようであって、そうではないーーということに、ものを整理していて気付かされました。
どんなにぴったりハマって、カタチが合っていたとしても、使わないものを使わない場所にしまっていたのでは、使いづらさだけが増してしまうんですね。
収納はパズル、ではなく、あるべきものをあるべき場所でしまうこと。
そのあるべき場所で、ぴったりはめる方法を考えるーーこれが、暮らしをよくするための収納術なんだなと思うようになりました。
ものを整理して減らしていけば、本当はここで使いたいんだよね、という場所に、きちんとものを納めることができます。
ものは、使う場所で収納する。
収納は、目的をもってものを管理する。
この2つを意識して収納方法を考えていくと、押入れもクローゼットも、ぐんぐん使いやすくできますよ!
わが家の押入れで使っている収納グッズ
押入れにジャストサイズのIKEAのアルゴートのフレーム。
夫のスーツやアウター、シャツなどを掛けて収納しています。
日本の押入れのサイズにぴったりのカゴ式の収納。
こちら、IKEAのアルゴートシリーズです。
引き出し式収納なら、フィッツケースも丈夫でおすすめ。
シリーズで揃えればすっきり見えます。
床や畳の保護に欠かせないクッションフロア。
よく使う場所だからこそ、ていねいに保護しましょう。