ああ、イライラする!!と感じる時期は、心のメンテナンスデー。体のリズムとうまく付き合っていく
毎月、この時期がくると、ものすごく憂うつな気持ちになってしまいます。
あなたにもありませんか? 心と体のバランスが崩れる時期。
10代の頃から、PMSに悩まされてきました。
PMSとは、女性の生理周期にあわせてやってくる、心と体が絶不調に陥ってしまう時期です。
個人差が大きく、男性だけではなく、同じ女性であっても気持ちをわかちあえないときがあります。
わたしのPMSの深刻な悩みは、眠気、頭痛、そしてイライラです。
なにもかもにイライラしています。
笑い事でもなんでもなくて、このイライラがコントロールできずに、たまに1人で号泣してしまうときもあります。
それほどに、つらいのです。
たとえPMSではなくても、ふだんはなんてことない出来事でも、心の元気がないときには、立ち上がれないほど深刻に考えてしまうこともあるもの。
心の不調とうまく付き合いたい。
いつもパワフルでいられたらいいのに……。
それにしても、どうして心はときどき元気がなくなってしまうのでしょうか。
マイナス思考スパイラルがはじまったとき
今日も、朝っぱらから次女に対してイライラしてしまいました。
朝ごはんも食べずに、youtubeがみたい、ゲームがしたいと言い出したから。
ふだんなら、笑ってかわせるこんないつものやりとりも、イライラが始まると途端に対処できなくなります。
つい、声が大きくなる。
つい、冷たい態度をとってしまう。
つい、厳しい視線を向けてしまう。
相手はまだ4歳。
でも、どうにもこうにも、イライラは止まらない。
そして、そんなじぶんに対して、またイライラするのです。
自己嫌悪。
次女を幼稚園バスに乗せたあと、激しく後悔し、少しだけ、いえ、かなり疲れてしまいました……。
負のスパイラルから抜け出す方法
結局、PMSだけではなく、心の元気がどんどんなくなっていくときは、この「自己嫌悪」が絡んでいるのかもしれません。
攻撃的にイライラしてはいても、じぶんがどのような状態にあるのか、きちんとわかっているんです。
でも、コントロールがあまりきいていない。
冷静になることができない。
だから、そんなじぶんがイヤになり、自己嫌悪におちいってしまう。
きっと、まわりから見たら、そんなにじぶんのことを責めなくてもいいんだよ? って思うはずなんです。
次、がんばればいいじゃないって。
そんなこと無理だよ……って、PMSのときは思ってしまうのですが、実は正しいことなんですよね。
次、がんばればいい。
そのためには、いまこの不調をどのようにコントロールすればいいのか。
これがポイントになるんだろうと思います。
わたしは、そろそろPMS時期だなって思ったとき、このようにして心の安定を保つようにしています。
もちろん、イライラや自己嫌悪がなくなるわけではないのですが、以前よりもうまく付き合えるようになりました。
ポイント1:自覚する
PMSでもプチうつでも、ちょっとした不調でも、まずは自覚することで変わってきました。
なんだかイライラするな。
マイナスなことばかり考えているな。
攻撃的になっているな。
そう感じたら、あ、PMS時期がきたなって考えるようにしました。
PMSだからイライラしていい、ネガティブな発言をしていいってわけではありません。
それは、まわりの人にとっても、あまりよい環境ではないですよね。
だから、PMSだからこそ、やるべきことを決め、それに集中できるような環境をじぶんで準備する必要があるんです。
まずは自覚することで、この準備を進めることができます。
ポイント2:イライラする原因を取り除く
先に出てきた「準備」とは、つまるところ、イライラする原因を取り除くことにあります。
わたしのPMSのイライラは、ものすごくささいなことで始まります。
その1つが、部屋。
部屋が汚かったり、ものが散らかっていたりすると、イライラする原因を増やしていることにつながってしまうんですね。
だから、とにもかくにも、気になっているところを掃除しまくります。
いるのかいらないのかハッキリわからないものを、勢い任せに捨ててしまうこともあります(笑)
邪魔だ! 捨てちまえ!
……みたいに(笑)
ですが、そうしていくうちに、実は片付けに集中してしまい、イライラを忘れていることがあるんです。
掃除や片付けをしていると、あれ? この収納、もう少しこういう風に改善できるんじゃない? と考え始めてしまい、結局、そちらにどんどん集中(笑)
結果、なんだか部屋は片付いたし、収納は改善できたし、なんだか気持ちもスッキリ!
ってなっていたりするものなんですよね(笑)
だから、イライラする原因を取り除いていくと、結果として集中できる環境も作り出せるということです。
ポイント3:好きなことだけやる
なにごとにも、集中してしまえば、イライラという雑音は消えてなくなります。
必要以上のイライラは、まわりの雑音が、いつもより大きく聞こえてしまうから起きる、ということもあり得ますよね。
じぶんのことばかり考えて、ちょっとうつ状態になってしまうのも同じ。
だから、他のことをしてしまえば、イライラがかなり緩和されます。
さきほどの掃除・片付けは、集中するきっかけ作りにもつながっていますが、好きなことだけしよう! と決めることでも、集中できる環境が整います。
掃除も片付けも、逆にイライラしてしまう方は、こちらがおすすめですね。
わたしもそういうときがあるので、そんなときは、SNSを断ち切り、パソコンの電源を切り、好きな著者の本を読んだり、テレビゲームをしたり、ただひたすらに寝てみたりしていますよ。
会社に勤めていて、そういうのは無理だなって方は、雑音を断ち切ることに意識を集中するといいかもしれませんね。
ポイント4:まわりに伝える
わたしは先に書いたように10代からPMS症状に悩んでいます。
会社に行き始めた20代前半からは、会社でその症状に悩まなければいけませんでした。
かなりつらい。
そんなときは、もう誰とも一切口を開かず、とことん人との関わりをシャットダウンしていました(笑)
話すとイライラするのですから、業務上必要なこと以外は、話さない。
そう決めていたんです。
もちろん、なにも知らない人からは、感じ悪い人だなって思われていたかもしれません。
当時はPMSという言葉も知らなかったですし、きっとまわりも知らなかったと思います。
ただ、直接仕事をしていた後輩たちには、生理が近づくとイライラがすごいから、あまりよい対処はできない、という風には伝えていました。
男性の後輩でしたが、なんとなくわたしのイライラに合わせてくれていたので、当時は大変助かりました。
やはり、まわりの理解があるってだけで違います。
いまは、夫や娘たちにきちんと伝えるようにしています。
(といっても、夫は雰囲気でわかるようで、PMSピークのときは、早々にこどもたちを連れて寝てくれています。笑)
心が疲れているときは、無理をしないこと
PMSや気持ちが沈んでいるときは、実は、心の中を見つめ直す、片付けるチャンスなんじゃないかなって、思うようになりました。
かなり前向きに捉えられるようになったんです。
きっと、それは、じぶんの心・体のリズムを自覚したからだと思います。
自覚するということは、受け止めるということ。
わからないときは、なんでこんなじぶんになってしまったんだろう……と自己嫌悪し、ネガティブな気持ちしかありませんでした。
しかも、PMSだと、生理がくるとスーッと抜けていくんですよね。
昨日はめちゃくちゃ機嫌が悪かったのに、今日は機嫌いいくらいだよね?
なにアイツ……。
そう思われても仕方ないくらいに。
それくらい、人格を変えてしまうのが、PMSだったりします。
なんかいつもより心にちからが入らない。
イライラするまでの時間が短くなってきた。
心がざわついて落ち着かない。
それは、不調のサイン。
まずは、それを受け止めて、では、どうしようかな? と、イライラから少し離れる工夫をしていきたい。
PMSの場合、リズムが必ずあります。
わたしは、そんなリズムとうまく付き合いたいので、じぶんなりの解決策を考えてきました。
今日は、どうやらPMSスタートの日らしい(笑)
だから、仕事は最低限にこなし(なんなら休んだっていい!)、外出予定を済ませます。
そして、まずは部屋を片付け、気がすむまで掃除をしたら、あとはゆっくりします。
じぶんらしく生活するために、心のリズムとうまく付き合える手段をとって、環境を整えていきたいものですね。