2023年3月から6月下旬の3ヶ月半にかけて、3LDKのマンションをリノベーションしました!
利用したのは住友不動産の「新築そっくりさん」というリノベーションサービス。
工法は「スケルトンリノベーション」と呼ばれていて、マンション専有部分の配管も含めてすべて新しくするというほぼ新築になる工法です。
詳しくは以下の記事にまとめているので、興味のある方は参考にしてみてください!
こんにちは!ものが大好きズボラニストのyumi(@yumi_Okataduke)です。
今回は、リノベーションの中でもめっちゃくちゃ悩んだキッチンについて、実際に採用したキッチンをレビューとしてまとめていきます。
リフォームも新築も、キッチンって特に悩む項目が多いと思います。
使い勝手、収納量、高さ、デザイン、食洗機の有無、家事動線、アイランドなのか対面なのか、独立型なのかL字なのか…。
わたしも非常に悩みました。
とはいえ、マンションのリノベーションの場合、大元の配管の位置は変えられないのでキッチンの位置自体を大きくずらすことは難しく、I型キッチンなら、そのままI型になることが多いかもしれません。
まず、メーカーなのですが、これはリノベーションをするときに住友不動産側から提示されたので、その候補のなかから選びました。
選べるメーカーは、トクラス、クリナップ、パナソニック、LIXIL、TOTOなど複数ありました。
わが家で採用候補にあがったのは、人造大理石が美しいトクラスと、ステンレスにばりばり自信のあるクリナップ。
結論を先に言うと、わが家はクリナップを採用しました。
シリーズは、ミドルグレードの「ステディア」です。
キッチンを決めた経緯は以下の記事にまとめていますので、お時間あるときにでも見て頂ければと思います。
この記事では、わが家が採用したステディアについて写真付きで紹介していきます!
実際にキッチンをどれにしようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ステディアの特徴
クリナップで見せてもらったキッチンは、以下の3つ。
- ラクエラ
- ステディア
- セントロ
大きな違いは、ラクエラはキッチンの躯体が木製で浅型の食洗機のみ取り付け可能なのに対し、ステディアとセントロは「ステンレス構造」になっていて深型食洗機の取り付けが可能なところ!
ラクエラ:躯体は木&浅型食洗機のみ
ステディア:躯体はステンレス&深型or浅型どちらでも可
とくに、躯体部分がステンレスというところが決め手になり、クリナップのステディアを採用することになりました。
上記画像のような感じで、引き出しの奥を見てみると、すべてステンレス構造となっています。
まぁ、そのため、価格もラクエラと比較して高かったですけども(涙)
ちなみにステディアとセントロの違いは、引き出し部分とレールにあります。
以下の画像はステディアの引き出し部分。
ステディアも引き出しの底板はステンレスなのですが、セントロの場合は格が違うんですよ…。
ステンレスなのはもちろんですが、引き出しの中の収納がオールスライド式だったり、底の角部分の丸みを帯びた部分がほとんどなく、きっちり四角いんです。
詳しくはセントロのホームページにあるのですが、パネルからキッチントップから何からとにかく高級感増し増し。
わが家で採用するにはお値段も仕様も、少々オーバースペックだったので採用を見送りました(でも、めっちゃかっこいい…)。
ステンレスのメリット
キッチンの躯体がステンレスのメリットは、お手入れのしやすさ、”カビ”が発生しない、においが付きづらいところだったりします。
とくに戸建ての場合は、キッチンのカビ問題を抱えている家庭は多いかもしれませんね。
わたしの実家がそうなんですが、どんなに気をつけていても地面と近いから(?)か、部分的にカビが発生してたりするんですよね。
もちろん、マンションも間取りや風の通り方によってはキッチンに空気がこもってしまい、カビやすくなっていることもあります。
前に住んでいたマンションは機密性が高く、結露もしやすかったためカビに悩まされてました。
ステンレスはカビの発生を抑えてくれるので、カビ問題を抱えているならステディアは最適解だと思います。
ステンレスのもう1つの魅力は、壊れづらいところ。
わが家の前のキッチンがオール木製だったのですが、扉部分が結構壊れてしまっていたんですよ。
築30年のマンションなので、扉を取り付けてる金具との結合部が朽ちてたりと、経年劣化もあったと思います。
ステンレスが全然壊れないかと言われるとそんなことはないと思いますが、木製と比較すると耐久面での違いはものすごく大きいんじゃないかと思います。
そんな感じで、お手入れのしやすさ、カビ問題、耐久性も踏まえて、ステディアを採用したといった感じです。
わが家のステディアの仕様
まずは全体像。
前面のパネルは黒っぽい感じにしてシックなイメージにしました。
キッチンの高さは床から90cmあるんですが、これはわたしと夫の身長がともに165cm前後なので、標準よりも高いものにしました。
これによる追加料金はなし。
前のキッチン、少々低いと感じていたので高さを変えたんですよ。
これがとっても快適!!!快適すぎる!!!
少し高くしてよかったです。
ここが作業台。
コンセントも横にして取り付けてあります。
シンク幅を狭くしたことによって、ここの作業台部分が少し広くできました。
エンボス加工が施されたステンレス台です。
拭いた直後は拭き跡のようなものが残っているように見えますが、時間が経つと消えていきます。
最初はそういうものだとわからなくて、跡が残っちゃうの!?と不安に思いましたが、エンボス加工されているステンレスの仕様のようでした(ひと安心!)。
シンク幅は狭めに設計
次にシンクですが、クリナップのシンクは「流レールシンク」という名称です(ダジャレかな?)。
静音タイプになっているので、水を出したときにシンクと当ると出てしまう「ドドドドド」という音もしません。
シンク幅は標準より狭くし、60cmに変えました。
なぜ小さくしたかというと、前が広くて逆に使いづらかったからですね。
画像は使った直後なので、ちっと汚れているのはご愛嬌(笑)
60cmといっても狭いと感じることはなく、むしろとても使いやすくなりました。
これは「今のキッチンに対してどう感じているか」というのを重視して、シンクの大きさも変えてみるといいと思います。
ちなみに小さくしたことによって、数万円安くなりました♪
この流レールシンク、シンクに傾斜と溝がついていて、手前に流れた水が溝に沿ってまわって流れていく仕様です。
排水溝が左上のすみっこにあり、そこに向かって流れていく感じ。
ちなみに排水溝は浅型で、複雑な構造もしてないのでお手入れはとても楽ちんですね。
デメリットを一点あげるとすれば、排水溝に食器を洗ったあとの泡がたくさん溜まっていると、流れが微妙に悪くなるところですかね…。
なので、食べ残しなどが排水溝にあると流れが悪くなります。
そもそも溜められる深さではないので、ゴミはこまめに取り除く必要がありますね。
排水溝の掃除
その排水溝部分なんですけど、ステディアというかクリナップは掃除がしやすいです。
というのも、排水溝のパーツ部分が取り外せるようになってるからなんです。
羽のようなものが付いている部分が外せます。
かぱっとな。
で、その中もしっかり手を突っ込んで洗うことができます。
まぁ、あんまり突っ込みたい部分ではないかもしれないですが、毎日、いや、せめて週に1回くらいでもいいんですが、こまめに洗ったとしてもめんどくさくない形状かなって感じています。
マンションなので半年に1度、排水管の清掃が入るのですが、そのときはパーツ部分を外して清掃になると思います。
引き出し収納
引き出しのオプション、種類は豊富にありました。
クリナップの担当さんがおっしゃってましたが、メーカーが用意したオプションを盛るよりも、市販されている収納グッズでカスタマイズするほうが自分にとって使いやすくなることもよくあるそう。
なので、オプションをつけるなら、最低限必要だと思うものだけで良いかと思います。
まずはシンク下から。
ごちゃごちゃしてるのは置いといて。
シンク下2段は横幅も広く、深さもそこそこあるため、たっぷりと収納できます。
次の画像は食洗機下の部分。
深型食洗機を取り付けても、その下に引き出し1段分の収納があります。
次が細い部分、3段。
1段目は浅いので、ツールを収納したり。
2段目は深さ?高さ?もあるため、ペットボトルも容易に収納できます。
水筒とか入れてます。
3段目もそこそこ高さがあるものを入れられるので、調味料類とか保存系の食料を入れてたりします。
最後が、コンロ下の収納。
鍋とか、フライパンとか、蓋とか。
無印の収納ボックスを使って立てて収納してますが、わが家、キッチンツールは少ないほうなのでなんだかスカスカしてますね(笑)
オプションを変に盛らなくて、逆によかったです。
コンロ下の2段目。
普段あまり使わないものを収納しています。
ステディアはすべて引き出しタイプの収納。
以前のキッチンが扉タイプだったので、使い勝手は飛躍的に向上しました。
収納量も十分すぎるほどあるので、手持ちのものはすべて収納できました。
深型食洗機
どうしても導入したかった食洗機!
導入して大正解だった食洗機!
欲を言えば、予算があれば海外製のミーレを使ってみたかった!!!
予算も限られていたので、国産の深型食洗機を導入しました。
とはいえ、食洗機初導入のわが家、わたしも夫もとっても満足しています。
食洗機を導入したからといって、電気代や水道代がバカ高くなったということもないですし、むしろ食器を洗う時間が節約できて、導入してよかったという感想しか出ないくらい生活の質が良くなりました。
浅型と深型の違いですが、食器の収納量はもちろん深型のほうが多く収納できますが、深型のほうは節水・節電タイプになっているそうです。
まぁ、深型のほうが値段は高いのですが、大は小を兼ねますしね。
わが家は4人家族ということもあって深型にして正解でした。
いつか予算がたっぷりとれたらミーレを導入してみたいですね(でも、わが家にはオーバースペックかもね笑)。
ステディアのカップボード
リノベによって発生したカップボード問題。
これまで使っていたカップボードが使えなくなってしまうので、新たに買う必要がありました。
前は以下の画像のような感じで、母がDIYしてくれたものを使っていました。
これはこれで使い勝手よかったんですけどね。
せっかくなので、リノベとともに取り付けできるステディアのカップボードを導入しました。
キッチンメーカーのカップボードのメリットとしては、統一感と、リノベと同時に取り付けできるところでしょうか。
壁に直接取り付けできるので、耐震性は高いです。
デメリットは交換が容易にできないところですね。
壁に取り付けちゃうので、飽きたから交換したい〜なんて、気軽にできないところが大きなデメリットになります。
わが家は統一感がほしかったのと、あとは家具メーカーのカップボードと価格が変わらない面もあったので、ステディアのカップボードを採用しました。
ステディアにしてよかった!
ぶっちゃけて言えば、キッチンを使い比べることなんてできないので、どれに比べてらどうだ、なんてことは言えません。
が、それでもステディアにしてよかった!と声高く言いたい!!
躯体がステンレスで耐久性が高いというメリットは、今後長く使い続けるなかでそれを感じられるんじゃないかと思います。
お手入れのしやすさは日々感じていますし、もともとステンレスが好きということもあって、個人的な満足度はとっても高いです。
悩んだ甲斐がありました(笑)
お気に入りのステディア、綺麗に保ちながら使い続けていきたいと思います。
もし、ステディアに決めかねている方がここを見ているなら、少しでも参考になれば幸いです。