特大ゴミ袋4つ分を断捨離。ものの多い友人宅を片付け。「また元どおりにならないか心配…」と言っていた彼女のその後

食材

実家の帰省中、友人宅の片付けを手伝ってきました。

ものを全部出した状態
今回も、キッチン限定(おもに水回り)のお片づけです。
(前回、妹宅のキッチンを片付けた記事はこちら。)
 
友人は、家族で食べ物屋さんを営んでいるため、じぶんでパンを作って販売したりもあったりと、食材がとにかく多いんですね……。

ものを減らすことも考えながら、家事動線も含め、改善させていこうと計画しました。
 
撮影できたところだけ公開しながら、片付けについて考えていきます。
 

目次

まずは全部出す。問題を探し出す。

食材
わたしの片付けは、とにかく有無を言わさず、全部出すところから始まります。
……が、今回はキッチンのスペースの問題もあり、全部出し切ることはできませんでした。
 
そこで、半分くらい出しながら、まずは、要・不要を判断していきます。
 
食材の場合、無理に捨てる必要はありません。
使い切る方法を考えていきます。
 
そして、使えるものは取り出しやすく配置。
 
在庫の引き出し
ここは食材のストック場所。
ビフォー写真を撮り忘れたのですが、とにかくパンパンで、ものが引き出しの奥に落ちていたり、重なり合ったりして取り出しづらかったのです。
 
この引き出しは、システムキッチンの引き出しの、いちばん下です。
ということは、上から見て、どこに何が入っているか、ひと目でわかるようになっていると、把握しやすいですよね。
 
そこで、上から眺めながら整理整頓しました。
賞味期限切れのものだけ捨ててもらい、あとは、やりくりして、まずは減らしてもらうことに。
 
ある程度減るまで、買わなくても十分な量です。

多すぎるストックの問題点とは

食材だけではなく、日用品でもそうなのですが、ストックが多すぎて、しかもそれが適切に収納できていない場合に、重複買いが起こってしまいます。
 
見つからないから買って帰る…。
でも、実際にはストックされていた!
 
なんてことがあるはずです。
わたしも、ものが多いときはほんとうに頻繁にやっていました。
結局使い切れずに捨ててしまったことも、多々あります。
 
ものが多すぎることで起きてしまう、不具合ですね。
 
ものは、少ない方が管理が行き渡るため、結果として重複買いもなくなり、節約にもつながります。
 
片付けるとお金が貯まるというのは、こうした適切な収納ができていないがために起こってしまう、ささいなムダがなくなっていくから。
 
1度、ストックを全部出してみるのって、とっても効果的ですよ!

動線を考えて収納する

引き出しの中
真ん中の引き出し、少し深い場所なのですが、ボウルなどが入れてありました。
まずは全部出して現状把握。
 
そして、他の引き出しにあったものと入れ替え、シンクとコンロのちょうど真ん中にあるこの引き出しには、掃除道具関連のものを入れることにしました。
 
掃除道具
掃除道具があちこちに収納されていたので、1箇所にまとめたかった……というのもあります。
まとめてしまえば、ストックの確認も簡単にできますよね。
 
そして、シンクとコンロの真ん中にあるので、どちらの掃除をするときも、取り出しやすい位置になります。
 
2〜3歩歩くだけで、出す→掃除をする→道具を片付けるという手順が済むわけです。
 
あちらこちらに道具を取りに行いくーー
ひとは、アクション回数が増えれば増えるほど、不便を感じてしまいます。
 
アクション回数は少なめに!というのが、動線改善のポイントですね。

浅い引き出しは細かく仕切って使う

浅い引き出し
キッチンの引き出しの最上段、ここ、浅い引き出しのことが多いですよね。
いまいち使い切れないって家庭もあるかもしれません。
 
かういうわたしも、まったく片付けられない場所でした。
 
浅い引き出しは、このようになりました。
 
定位置管理
浅い引き出しに入れておかなくても良いものは、他の場所へ移動です。
なぜか文房具が入っていたり(笑)
 
1本あると便利なのかな?と思ったのですが、キッチン横にはダイニングテーブルもあったので、そちらのペン立てに入れておくのが良さそうですね。
 
浅い引き出しは、細かく仕切ると使いやすい。
そして、定位置を決めることも大切なことですね。
 
大さじ・小さじの場所を決めてあげる。
ハサミの位置を決める。
お弁当用ピックの位置を決める。
 
小さなものでも、きちんと住所を決めてあげること。
 
いろんな片付け本で、このようなことが言われていますが、これはほんとうにその通りです。
小さなものだからこそ、場所を決めてあげることで、管理が行き届きやすくなりますよ!
 
今回は、あまり収納を買い足さず、ほとんどを手持ちのものでやり過ごしています。

出しっぱなしで動線を改善する

他の引き出しとものと入れ替えながら、最後、キッチンまえにある棚を改善させました。
こちらはものをすべて取り除いた状態。
 
キッチンまえの棚
まな板はこの場所にしか置けなかったので、そのまま。
ここに何が置かれていたかというと、掃除道具だったり、調味料だったり、調理器具だったりと、いろいろなカテゴリーのものがありました。
 
キッチンツール棚
基本的に、毎日使うキッチンツールは、ここに置いておくことにしました。
1日1回以上使うものって、出しっぱなしのほうが使いやすい場合もありますよね。
 
キッチンまえの棚
ここは、子どもたちも使う場所ということで、ストローなどを置きました。
あと、小さなラーメンなど、つまみっぽいものも。
 
出しっぱなしにすると、見栄え的にはごちゃごちゃしてるなぁと感じるかもしれませんが、作業が多い場合は、あえて出すことで、動線が大きく改善することもあります。
 
わたしも、よく使うボウル(ボウルって、引き出しにしまうと取り出しづらい)は、出しっぱなしです^^

ものが捨てられなかった彼女の数日後の変化

今回、お願いしてくれた友人は、ものが捨てられないと自覚していたくらい、ものが多くある家です。
 
そんな「捨てられない」と言っていた彼女ですが、一緒に片付けていくうちに、
 
あ、これもいらないわ。
なんでこれがあるんやろ、捨てよう。

 
なんていいながら、結局、特大ゴミ袋3〜4袋分くらい処分していったんですよ。
 
このときに、ふと思ったんですよね。
整理収納アドバイザーがやるべきことって、一緒に片付けるだけでもいいのかもしれない…って。
 
わたし、とくに何も言ってないんですよ。
収納と動線に関して少しヒアリングしたくらいで。
 
これ捨てなよ、なんてことも言いません(笑)
 
1人だから片付けられないってことが、意外とあるのかもしれません。
 
片付け方がわからない。
そんな人は、ぜひ誰かといっしょに片付けてみるといいかもしれませんね!
仲間がいる、というだけで、片付けが進みはじめるかも。

元どおりにならない片付け

数日後、友人宅を訪ねてみると、キッチン以外の場所が、少しスッキリ片付いていました^^
あれから片付けたようです。
 
「これをキープできるかな? 元どおりにならないか心配…。」
そういっていた彼女ですが、逆に少し片付けられたとか。
 
これも片付けの良い効果ですね。
 
1回、思い切って片付けてみると、はずみがつく。
気持ちが前向きになる。
だから、片付けられるようになる!

 
……なんて^^
 
リバウンドしない片付け。
それは、わたしが実践している、そして、だれにでもできる「循環ライフ」で実現できる!?のかもしれません。
 
友人には、整理収納アドバイザーとして、良い経験を積ませてもらいました。
感謝感謝!

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この記事を書いた人

整理収納アドバイザー1級をもつ40代ブロガー
片付け方法やラクに過ごせる暮らし方について発信中。
コラム記事の執筆やコラボ、PRのご依頼はツイッターのDMにて承っております。

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