散らかった部屋を見て、モノにあふれている収納をみて、ため息をつく。
そして、ガサゴソと片付ける。
片付けるモノが多すぎてイライラしてくる。
どうしてこんなにモノがおおいんだ!
どうしてうちの子たちは片付けられないんだ!
どうしてうちの夫は服を脱ぎ散らかして管理ができないんだ!
どうしてうちの妻は専業主婦のクセして片付けができないんだ!
こんなイライラを抱えたままモノを減らしたとして。
片付いた部屋を好きになれますか?
家族と楽しく暮らせますか?
不幸の再確認ごっこはもうやめよう
わたしがこんなイライラ状態で部屋を片付けていたとき、ちっとも片付けが楽しくありませんでした。
モノを減らしても、たくさんのモノを捨てても、ちっとも心が晴れないんです。
晴れたとしても、一時的。
やっぱり子どもは片付けないし、夫は脱ぎっぱなしだし、わたし自身もどこに片付けたかわからなくなって、モノを探している始末。
イライラしながら片付けた部屋は、イライラすることしか残っていなかったんです。
だって、モノを減らせばいいとしか思ってなかったんですから。
モノを減らせば部屋が片付くはずだ。
モノを減らせばイライラしなくて済むはずだ。
モノを減らせばお金が貯まるはずだ。
本当はそうじゃない。
結婚をすれば幸せになれる理論と同じで、それはじぶん自身の不幸の再確認でしかありません。
そのイライラは、じぶん自身に向けられています。
イライラしながら片付けている時間中ずっと、じぶん自身を傷つけています。
じぶんを傷つけるような無意味な片付け行為は、もうやめましょう。
片付けたくなったら、目的を見つけてみよう
わたしはモノが多いからイライラしているんだ、とか、モノが多いから部屋が片付かないんだ、とか。
貧乏なのはモノが多いせいだ!になってる人もいるかもしれませんね。
片付けるときに、モノを悪者にしないでください。
モノが悪いのではなく、片付く仕組みになっていないだけなのです。
部屋を片付けるときは、明確な目的を設定することが大切です。
その部屋の目的、そして、片付け後の目的。
子どもがのびのびできる部屋、在庫管理が明確にできるパントリー、夫がじぶんで片付けられる収納など、その部屋や収納スペースの目的を必ず設定する。
それだけで、モノが悪いのではなく、使い方が悪いのだと気づくはずです。
そして、その部屋や収納に必要なモノが見えてくる。
最終的に部屋は片付き、じぶんらしい暮らしができるようになります。
わたしは、モノはどんどん手放しながらも、わたしと家族が暮らしやすい部屋づくりをしていこうと考えています。
お金だって、かけていいと思いますよ^^